星の昇る毛糸での靴下の編み方について

「星の昇る毛糸」という名前をつけたソックヤーンの染めをしています。
今回はこのシリーズの糸をご購入、または検討なさっている方へ向けて、靴下を編む際に参考にして戴く為のまとめ記事を書きたいと思います。

星の昇る毛糸とは?

「星の昇る毛糸」は夕方から夜の空の色に編める染め作品のシリーズです。
カセの中央で折り返すグラデーションなので、靴下が両足ほぼ同じような色の変化で編むことが出来ます。
夜空側の色には星のような黄色の染めを入れているので、糸変えをせずとも夜空に星が昇ったような編み地になる毛糸です。

靴下を編む場合について

さて、この星の昇る毛糸をお使い戴いて靴下を編む際には、ご注意していただきたい点がございます。

全量がグラデーションです

私も靴下を編むと想定して染め始めたものなのですが、毛糸として販売するわけなので、実際にはご購入された方がどんなものを編まれるか分かりません。

糸の約半量の時点で反転したグラデーション染めになっているので、2つで1組のものを同じようなグラデーションで編み進めるのに適しています。

靴下以外にも、レッグウォーマー、ヨガソックス、ハンドウォーマー、手袋、などでも良いですし、2つで1組じゃなくてもカウルでもマフラーでも編めるわけです。

そういった理由から糸自体はどこを使って戴いても良いように、約100g全てがグラデーションになるように染めています。
そして、バランスの良いグラデーションにする為に両端はより濃い色に設定しています。

靴下に適したグラデーション部分

では、靴下を編むにはどのグラデーション部分が適しているかです。

星の昇る毛糸は、1/3が夕方のグラデーション。
2/3が夜のグラデーションになっています。
この夕方と夜の切替りになるような地点から、星が少しずつ現れるように染めています。
手染めなので厳密ではありませんが、どの作品も概ねこのような染めに合わせています。

この夕方と夜の切り替えが踝辺りにくれば丁度足首から星が少しずつ出始めるようになります。

この様な感じです。
写真の靴下の踵は後から編むタイプのAfterthought heelです。
全体を途切れ目のないグラデーションにするには、この後から編むタイプの踵が良いです。
踵への切り替え手前辺りから徐々に夜の色になっているのが、お分かりになるかと思います。
試作をいくつかした結果、私的にはこのくらいの位置が一番可愛いのではないかと思っていますので、こちらを基準にこの後の説明を進めていきたいと思います。


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踝付近で夕方と夜の切替位置とするには

では次は、写真のような色具合の位置に編むにはどの様にしたら良いかです。
それはつま先から編み始めるか、履き口から編み始めるかによっても違うので、それぞれで詳しくご説明します。

つま先から編む場合

先程の写真では、つま先側の夕方の色がだいぶ薄いことがお分かりになりましたでしょうか。
糸として全量をグラデーションで染めていますが、先程の写真の色具合に編むには夕方側はかなりカットが必要となります。

試作では片側分7.5g(両側で15g)カットした位置から、つま先を編み始めました。
左の写真が使った糸なのですが、ご覧のように端はかなり赤いです。
赤からピンクに変わり黄色に移るか…という辺りまでカットして使い始めています。

試作は踵を後から編むので、このカットした分のピンク側から踵分へ使用しました。
そうすることで、別色ですが違和感の少ない組合せになったと思います。

靴下の丈については、このまま足首から上は編み進めて戴き、お好きな長さで履き口として戴ければと思います。

私は試作では、糸のめいいっぱいである位置まで編み履き口としました。
踵の切り替え位置から130段ほど、リブを20段編んだので、ひざ下まで長さがあります。
ここまで長く編むのは一苦労なのですが、星の量も多いですしグラデーションも映えます。
そして、クシュクシュっと縮めて履くのも可愛いんですよ。
勿論ハイソックスの長さでも良いと思いますので、お好みで試されて下さい。

履き口から編む場合

今度は履き口から編む場合です。

出来るだけ長い靴下を編まれるなら、夜側の端から編みます。
しかし、ハイソックス程度の長さの靴下でしたら、端から編むのでは長すぎます。

サイズによって違いはありますが、ハイソックスの場合は約60g〜70gの毛糸が必要かと思いますので、余分をカットしてから履き口を編み始めないといけません。
しかし、踝の辺りで夜と夕方のグラデーションの切り替えとするなら、つま先側でもカットが必要になります。
ですから、後からつま先側を片側分7.5g(両側で15g)カットする量も含めて、毛糸100gから30g〜40gを落とす事になります。

つま先側はひとまずカットせずに、夜側だけ片側7.5g〜12.5g(両側で15g〜25g)ほどカットして編み始め、つま先まで終わった時点でつま先側の余分はカットすれば良いと思います。

このカットするグラム数はサイズにもよるので、出来るだけ一度編まれているものと同じ程度の量に合わせて編むのが良いと思います。

おわりに

以上が「星の昇る毛糸」での靴下の編み方の注意点です。
非常に長くややこしい説明となり、すみません。

編みたいもの、編み方、サイズなど、色々な事がどの状態か分からないので、一概にご説明するのが難しくこのような内容となりました。

いっそのこと編み図付きのキットにでもしてしまえば良いのかもしれませんが、私にはまだそこまでのニッターとしての実力も乏しいですし、毛糸を染めている身としては何にでもご自由に使って戴きたい気持ちも大きいです。

勝手なテーマで染めてはいますが、お好きな部分を使って編んで戴ければそれで良いと思います。
試作と同じように編みたいと思って下さる場合は、今回の記事を少しでも作品のご参考にして戴ければと思います。

重複した内容ではありますが、こちらで書ききれていない文もありますので、試作の段階の過去記事もご参考にご覧下さい。



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コメント

  1. kumakeito より:

    靴下の編み方、ありがとうございます。
    自分でアレンジする様な腕がないので、とても助かります。
    取り合えず爪先は少し夕方をカットして使おうと思うもののどのくらい…と悩んでいたので、具体的にg数を書いて頂けて嬉しいです。
    はき口からしか編んだことがなく今は爪先から編む練習をしているところですが頑張ります。
    ありがとうございました。

    • ツクルコト より:

      kumakeito様

      コメント有難うございます。
      試作の記事をUPしていたので、大丈夫かなと楽観的に考えてしまっておりました(T_T)
      もっと早く一つのまとめとして、こうして記事にするなり書面を同封するべきだったと反省しています。

      お客様の皆様からご質問やご意見を戴けたお陰で、色々な点が少しずつ改善してきています。
      まだまだ足りない事ばかりだと思いますので、これからもお気付きの点が何かありましてら、是非教えて戴けたら助かります。
      ちびちび成長しますので宜しくお願いします(*´ω`*)

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