試作*50g星の昇る毛糸で靴下

夕空から夜空に変わるグラデーションを糸にした「星の昇る毛糸」という作品を染めています。
靴下を編むことを考えて染めているので中央から反転した染めでして、糸の両端から編む事で両足がほぼ同じ柄の靴下を完成する事が出来ます。

靴下を編むことを考えて…と書いてますが、実際には毛糸という素材糸なのですからショールでも小物でもウェアでも何でも編めるわけです。
素材としてご利用戴くように100gという一般的な糸量で、そのまま全量をグラデーションさせて染めています。

なので、全ての色を1足の中に使うように編みたいと考えると、このようなロングソックスとなります。
足首あたりで夜空になるように、つま先の夕空色をカットして踵に利用しています。

もう少し短く編むには夕空や夜空の色をカットして編む事になります。
下の写真は糸端両方を20gずつ程度落としています。

このようにハイソックス以上を編むのには適しているのですが、ショート丈の靴下を編むのにはグラデーションの幅が大きすぎて合わない傾向にあります。
ご購入のお客様から折角の綺麗なグラデーションなのに、カットしてしまうのは勿体ないとの嬉しいご意見も戴いていました。

また、先日の「星の降る毛糸」での試作の際、テストニッターさん方はお二人とも100gで2足編んでまだ残りがあると仰っていました。
サイズ24cmの私が今まで編んでいたのはショート丈でも60g弱だったので、この時まで糸は50gでも足りるという意識が低かったのですが、この事があり寧ろ50gで良いのでは?という気がしてきました。

星の昇る毛糸はグラデーション糸なので、先程の試作作品のように別糸での後から編むタイプやショートロウの踵がオススメです。
これらは甲側のグラデーションを壊さないので、完成時に見た目が綺麗です。
50gの毛糸でも、そのように他に手持ちの余り毛糸を踵を合わせて利用するならば、サイズの大きな方でもショート丈は編めると思います。

星の昇る毛糸50g + 別糸数g(踵用)

この方法ならば、グラデーションを端から端まで活かして編んで戴けそうです。
これは試作あるのみ!!(`・ω・́)
そんな理由から今回は試作で50gを染め、靴下を編んでみることにしました。

試作染めの糸

夏に合いそうな明るい空を染めました。
もはや実際の夜空では見られないような色加減ですね。
あまり明るすぎると黄色は目立ち難いのですが、爽快なスカイブルーが気に入ったのでまぁヨシとします♪( ´▽`)

グラデーションのバランスは100gと同様にしています。
1/3が夕空、2/3が夜空です。
素材はsuper wash wool75%nylon25%の3plyソックヤーンです。

それでは早速こちらを編んでいきます。


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靴下を編む

かかとについて

今回編むのはショートロウの靴下にしました。
上文でも触れていますが、その踵の部分だけは50gからではなく別糸で編みたいと思います。
踵を続けて編んでしまうとグラデーションの変化が壊れて綺麗に見えなくなるので、それを避ける為の方法ですが、改めてご説明したいと思います。

ボックスタイプだと糸の進みが画像の様になります。(履き口からは逆)
甲側で色の差がグッとついてしまうので、違和感が出ますよね。

100gの試作の際にも採用しましたが、こちらの後から踵を編むAfterthought heelやショートロウを色の違う糸で編むとこの様に色の急激な変化が生じません。
このほうがボックスタイプよりも見栄えが良いと思うので、こちらをオススメしています。

この様な理由から今回は8gほどの別糸を用意し、「星の昇る毛糸50g」+「別糸8g」で試作を始めたいと思います。

私の足サイズは24cm、使用針は2.25mmです。

つま先→かかと手前まで

私はつま先から派なので、Figure8で作り目をして進めました。
糸は全くカットせずに糸端から毛糸を使っています。

丁度、増やし目が終わりインステップに入る所から、夕空が淡くなっています。

暫く編んでインステップの中央辺りから夜空が始まりました。
一番星もこの辺りで登場しています。

淡い夜空にポツリ、ポツリと現れてきました。

インステップが終わって、踵を編み始める段まで来ました。
かなり青さが出ています。
ここまででも100gのほうと比べてかなりグラデーションの幅が狭まっているのが分かると思います。

かかと→リブ

上記でご説明しましたように、踵はショートロウにしました。
ウェアで慣れてきたのでドイツ式にしています。
別糸8gは以前100gの「星の…」の試作の際にカットして残った、夕空側の赤のグラデーション糸を使っています。
これだけ派手めな空の色なので、強めな色を合わせる事にしました。
なかなかアリな組合せだと満足してます♪(´ε` )

糸の引き加減にまだ不慣れですが、踵も完成したので甲側と合わせて輪に編んでいきます。

ショートソックスの予定ですが、糸量50gギリギリまで編みたいと思います。
踝は完全に隠れる程度まで編めたところで残りわずかになりましたので、とじて終了としました。

糸の使用量の結果

星の昇る毛糸50gは残量50cmほどが残りましたが、重さとしては全ての50gでした。
別糸は8g用意していましたが、残量が5gでしたので使用量は3gでした。
つまり合計で53gの靴下が完成したわけです。
足首や履き口の丈も、思ったより長めに取れていて驚きました。

試作結果としましては

別糸5g程度を用意し、その別糸で踵を後から編むタイプやショートロウで編むのであれば、星の昇る毛糸50gで靴下の完成が可能である

この様になったと思います。
作品として上手くバランス良く出来たと思っていますので、今後は販売用の50g作品もご用意していきたいと思っています。

しかし、こちらはあくまでも私の試作です。
編まれる方のサイズや編む手のキツさ、編むデザインによって使用量は変動がありますし、そもそも毛糸ですのでどの様にご利用されるかは自由です。
今回の試作はご参考にして戴き、別糸の利用や踵の編み方などについては、編まれる方の判断でご利用をお願いしたいと思います。

また、素材糸は輸入品を使用しています。
海外ヤーンでは100gと書いてあっても97gしか無かったり、105gあったりと誤差が大きくあります。
そいうたった素材糸をこちらでカットして染める事になるので、カットしたものが48gでも販売時は約50gと記載する事になります。
あまりに数量の違うものは使用しないようにしていますが、重さや糸繋ぎ等に関しては元々の素材の状態による事なので、このような点についてはどうぞご理解をお願い致します。

おわりに

100gが当然と思っていましたが、今回の事で50gを利用した作品というのも良いのでは?と感じました。
冬でもショートソックスが好きだったり、手持ちのものと合わせたい、たくさん色々な柄が欲しいという方には50gって良い量なのではないでしょうか?
星の…シリーズに限らず考えてみます♪(*˙˘˙*)



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