棒針アメリカ式のFlikingで編む

現在「棒編み講師認定講座」 講師科の課題を最初から編み直しています。
各パーツ完成していたのですが、ゲージを編んだ時よりも本番が手が緩かったらしく、製図したものより2~3㎝大きいものが編みあがってしまいました。
提出課題なのでもちろんそのまま進める訳にはいかず、編み直ししている次第です。
キチンと計りながら確認していれば問題なく進んでいたはずなので、トホホです。

なぜサイズが大きくなったのか?

どうやら2ヶ月前にゲージを編んだ時はアメリカ式の糸の掛け方で編んでいた気がします。
フランス式だと交差する模様編みの目が偏った大きさに編みあがるので、アメリカ式で一つ一つ糸をかけてゆっくり編んだことを思い出しました。

私は主にフランス式の掛け方なのですが、端を編むときや模様など途中でアメリカ式で掛けたりもしています。
混合タイプというべきでしょうか。
編み地を揃えるならどちらかに統一すべきなのでしょうが、ここは締めたいと意識して持ち替えることもあれば、自然と持ち替えてしまっていたりもしています。
多分今回のゲージも、模様編みに集中していて自然とアメリカ式になっていたのかもしれません。
それなのに、本番のパーツを編む際は急にほぼフランス式だったのでこんなにも完成に差が出るサイズになってしまったのだと思います。

アメリカ式で編んでみる

そこで、編み直しはアメリカ式だけで掛けて編むことにしました。
本当にそれが理由なのか不安もあり、まずは小さいパーツからと袖から始めました。
すると推測は的中でした。
今度はゲージから割り出した段数で寸法がピッタリとなります。
編み地も緩んでおらず、ゲージと同じく揃って編めました。

フランス式は目が揃わなかったり緩くなる、と以前から記事等で見かけてはいましたが、比べて編んだこともないのでここまでサイズや編み地に違いがあると実感できたのは今回が初めてです。
私のようにどっちも使うようなら、どちらの掛け方でゲージを編んだのかも覚えている必要があると思いました。


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アメリカ式は進みが遅い

目が揃うならいっそ全てアメリカ式に変えてしまえば?とも思いますが、そう簡単にもいきません。
理由として
アメリカ式というのは右手で持った糸を一つずつ針に掛けるので、フランス式よりも時間が掛りがちです。

私のアメリカ式の掛け方は右手親指と人差し指で糸をつまんだまま針を持ち、一つ一つ針に回し掛けていきます。
糸玉側は小指に糸を掛けていて、そこでテンションのバランスもとります。
糸を掛ける際は、交差した両針の頭を左手で押さえ右手で糸を掛けるので、右手は掛ける度に針を持ち直す動作となります。
初心者さんが初めて行うような、糸や針から完全に手を離すやり方ではなく最少の範囲で手を回しているので、もの凄く遅い!!というわけではありません。
しかしそれでも持ち替えの動作は、フランス式のようにある程度固定された手の動きではないので負担と感じてしまいます。
もう長くフランス式で編んでいるので、ずっと早く編めるし手も慣れています。
このまま身頃も全部遅いアメリカ式で続けるのかと思うと、編み直しでただでさえ凹んでいるのに更に気重になってしまいました。

溜息をつきながら編み続けていると、ふと頭に海外の方が編まれている動画の様子が思い返されました。
英語パターンで分からない編み方の技法を検索した時、アメリカ式なのにむちゃくちゃ早いんです。
技法ばかりに目がいってましたが、一体どう掛けていたのだろうと気になり検索してみました。
すると、アメリカ式でもその掛け方は「Flicking」と呼ばれる掛け方であることが分かりました。

Flicking なら早く編めた

受講しているヴォーグ学園さんでも動画がありました。

【棒針編み】糸のかけ方(アメリカ式2)

そうそう、こんな感じ!
まるでフランス式の右手版みたいな編み方です。
よく見直すと入門科のDVDにも同じ指に糸を掛けているやり方で紹介されていました。
さらりと見流してたのがバレてしまいますね。

でも解説動画だからか遅いですね。
こういうんじゃないんだよなぁ~と探してみると、英語パターンで困ると見る機会の多い、編み物解説動画の 「VeryPink Knits」さんでも動画がありました。

Knitting Help – Flicking

なるほど!なるほど!と息巻いて早速編んでみました。
しかし、これがやってみるとあんまり上手く編めません。
テンションがすぐにユルユルしてきてしまい、何度やり直しても糸が左針に掛けづらいのです。

他にも「Flicking」で検索すると色々な方の動画が出てきたので、片っ端から見まくりました。
すると糸の掛け方が多少違ったり、この方向に向けたほうがなどと説明も皆さんちょっとずつ違いました。
そうか、自分に合うように試していかないとダメなのね。
そうして何度も動画を見て掛け方や位置替えてみるのを繰り返すうちに、かなり手も慣れてきて一定のスピードで編めるようになってきました。
出来るようになってから見直すとどういうわけかやはり上記の VeryPink Knitsさんの動画が一番近い説明な気がするので不思議です(^^;

Flickingで編んだ感想

こうなってくると、気乗りしないまま編んでたのが嘘みたいに楽しくなってきます。
勿論最初は揃わない部分を解いて編みなしたりもしましたが、今までのアメリカ式と変わらないテンションで編めています。
もう少し手が慣れればフランス式にも近い速さになれそうです。
糸の引きが丁度良いのでしょうか。
アメリカ式は編み地が固くなるなどと聞きますが、私の場合固いとは思わずとにかく均等に編めている気がします。
これならば今後アメリカ式でも編んでいけそうな気がします。

この 「Flicking」ですが、ぜひ体得したいと思う理由が他にもあります。
編み込みなどの色の違う2色の糸を使う編み地の場合も、1色ずつを両手で持ち、編み替えながら進めることが出来るのです。
スゴイ!両手編みなんてもう達人の域ですね!
そこまで辿りついてみたいなぁ♪

私が糸の掛け方を覚えたのは、もう30年くらい前の話です。
今回のFlickingは、今更新しい違う掛け方を覚えようなんて思わなかったので私は全く知らなかったことですが、最近始められた方にとっては当たり前の掛け方かもしれません。
ネットが普及され世界とも近くなった現在はこうして私の知らない海外の技法が沢山存在しているし、まだまだ新しいものも増えていくのでしょう。
ネットで手染め糸や英語パターンやに出会わなければ、多分今こんなにも編み物にはハマっていないと思います。
分かっていることだからなどと思わずに、色々と挑戦してみるものだなと思いました。

時々、愛犬が糸玉が転がらないよう押さえててくれたりしています。
あと身頃1枚と半分!
頑張ろ。


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コメント

  1. […] 通信講座の「棒編み講師認定講座」 講師科の2回目の添削提出の為、ハイネックのプルオーバーを編んでいます。一度パーツを全て編み終えたのに、ろくに採寸確認をしないまま編み進めたのでサイズが大きってしまい、最初から編み直しをしました。まぁ、そのおかげもあって前回新しくアメリカ式で早く糸掛けの出来るFlikingを覚えられたし、採寸の重要性も身に染みたので、遠回りをしたものの結果良かったと言えるのでしょう。 […]

  2. […] 流石2回目、前回半袖を編んだ時より進みが早いです。講座の提出はアメリカ式でFlickingも加えて格闘していたのですが、今回はフレンチ式で編んでます。ふわふわ糸なので多少緩めに編んだほうがいいと思ったのと、秋もの早く欲しいので手の慣れているフレンチ式にしました。Flickingは表編みは慣れてきたのですが、まだ裏編みがチャカチャカいきません。うーん、練習あるのみですね!(><;) […]